冬の花である梅はバラ科の植物です。落葉性広葉樹で細い枝が多く、花びらは5枚で香りが良いことが特徴です。原産国は中国となっており、遣隋使が持ち帰ったと言われています。大きく分けて果樹として栽培される実梅と、観賞用の花梅という2つの種類があります。また、実梅だけでも約100品種、花梅は約300種類も存在しています。白い花が咲く木と赤い花が咲く木がありますが、中には白と赤の両方の花をつける種類もあります。また、黄色い花をつける種類もあるということです。この植物の花はゆっくりと咲いてゆっくりと散ることが特徴です。

梅の花の花言葉は、上品や高潔、忍耐、忠実となっています。この花はまだ寒さが厳しい2月に咲き誇ります。寒風が吹く中でも凛と咲く姿から上品や気品といった花言葉がつけられたということです。また、忍耐という花言葉も情景が由来しています。2月は地域によっては雪が降る季節ですが、その中でも鮮やかな花をつける姿からつけられました。忠実の花言葉は平安時代の貴族である菅原道真が由来になっています。菅原道真は学問の神様と呼ばれていますが、九州の太宰府に左遷されてしまいます。その時に大切に育てていた梅の花が菅原道真の元に飛んできたと言われており、忠実という花言葉がつけられました。